ガールズブルー

好きなものをきままに考察してます。

「ガチバン NEW GENERATION2」における安藤忠臣についての感想と考察

こんばんは。

前回に引き続き、ガチバンシリーズについての感想・考察をおこなっていきたいと思います。

今回、無駄に長いです。相変わらず勝手気ままな考察していますので、悪しからず^^;

 

今回は「ガチバン NEW GENERATION2」についてです。

前回の「ガチバン ULTRA MAX」では18歳忠臣がヤクザで生きる覚悟を決め、最後は慕っていた兄貴分の西口に向けて、銃を放つシーンで終わりました。(詳細な感想・考察:「ガチバン ULTRA MAX」における安藤忠臣についての感想と考察 - ガールズブルー

最後のシーンでは、”忠臣が銃を放った”ということしか分からず、本当に兄貴を殺したのか、その後どうなったのかは不明のままでした。

 

しかし「ガチバン NEW GENERATION2」において、その後の安藤忠臣が明かされることとなります。

この「ガチバン NEW GENERATION2」は”2”との表記通り、「ガチバン NEW GENERATION」の続編です。メインの主人公は、大友斗氣雄という西川口出身の埼京線系金髪ヤンキー。ちなみにNEW GENERATIONの時点で17歳で、”喧嘩は無敵じゃないが根っからの負けず嫌い”というキャラクター設定のようです。

正直に言うと、ガチバン NEW GENERATIONの方は視聴していません。(どんだけ忠臣一筋なんだよ←)ですので、本当に忠臣メインの感想・考察となります。すみません^^;

 

この1と2の時間軸設定としては、期間はほとんど空いていませんね。NEW GENERATIONで騒動を起こした斗氣雄のその後の話…がNEW GENERATION2となるみたいです。ではまず簡単なあらすじから。

 

【あらすじ】

池袋の騒動から北戸田に逃げ帰った斗氣雄。しかし、ヤクザの世界はそう簡単に見逃してはくれなかった。馬場のしのぎを壊滅させた斗氣雄を執拗に追いかける馬場。脅され、池袋に舞い戻った斗氣雄に待っていたのは、中国人の風俗女への日本語教育。覚えの悪い女たちにヤンキー用語を教えまくる。そしてそこには昔世話になった先輩の忠臣が仕切っていた。ヤクザになった忠臣は、斗氣雄にもヤクザになれと誘うが、斗氣雄はにべもなく断る。そんな時、斗氣雄の甘さから中国女が逃げ出す事態に。落とし前をつけなければならなくなった斗氣雄に待っていたのは……。

 

とまあ、こんな感じなのですが。

劇中での忠臣さん初登場シーンは、「闇金ドッグス1」でも出てきた舎弟の次郎との会話から始まります。以下、会話抜粋。

 

「兄貴は今日も、決まってますね。その若さで、頭補佐ですもんね。いや……なかなか身内に拳銃向けられないですよ。しかも、自分の兄貴分にですもんね」

「……どうでもいい話すんじゃねえよ」

 

はい。この会話で「ガチバン ULTRA MAX」での最後のシーンで”忠臣は本当に兄貴を打ったのか”という疑問がはっきりしましたね。

忠臣はやはり西口を撃っていた。(ほぼ確定事項ではあったと思うのですが)その功績でしょうか、異例の若さで頭補佐という地位にまで登り詰めていました。

 

そこで新たな疑問が。ガチバン NEW GENERATION2はULTRA MAXから何年後の話なんでしょう。そのヒントとなるのが、斗氣雄と忠臣が出会うシーンにありました。

二人が劇中で初めて出会うシーンで、斗氣雄は忠臣の顔を見るなり、「安藤先輩は俺が中学の時の先輩なんすよ!」と興奮気味に次郎に話します。

この台詞から察するに、中学で先輩後輩という間柄だった二人。つまり、最高でも2つしか年が変わらないということになります。斗氣雄が17歳という設定なので、忠臣はこの時19歳くらいかな?

しかし、この忠臣さん。18歳の時とは様相も雰囲気もまるで変わっています。頬はこけ、無精ひげを生やし、西口に向けていたような柔らかい表情の片鱗はどこにもありません。この1~2年の間に何があればこうなるんだ……と言いたくなるほどの変わりっぷり。

斗氣雄が忠臣を見て、嬉しそうに「安藤先輩!」と呼びかけるあたり、中学時代はそれなりに仲の良い間柄だったのだと思いますが、そんな斗氣雄に対し忠臣は「立場弁えろ!」と頭を押さえつけ、牽制します。

そして、「お前の中で俺は先輩のままでも、俺の中でお前はただのゴミだ」とまで言い放つのです。そんな忠臣の態度に、驚きを隠せない様子の斗氣雄。そうだよね……。中学時代の忠臣がどんな子だったかは分かりませんが、18歳の忠臣と比べても、明らかに人が変わっちゃってますもん。そりゃ驚くよ。

 

と、その変わりっぷりに驚いていたら、次郎と斗氣雄の会話で、あっけなく忠臣さんの年齢発覚。「19で兄貴だぞ、無理あるだろ」って次郎の台詞。私の推測合っていました。(一生懸命考えた時間返してくれ←)

しかもここで新たな新情報。次郎の「どうやって(忠臣は)ヤクザになったんだ」という台詞に対する斗氣雄が返しが「年少入ってたから……スカウトされたんじゃないすか?」って、……え?ちょっと待って。

忠臣さん年少入ってたの!?

これ結構さ、重要情報じゃない!?あまりにも自然な会話の流れで、大事な

情報入れすぎでしょ。びっくりするよ、本当。

こうなると、いくつの時に入っていたのかという新たな疑問がでてくる訳ですが……。推測ですが、忠臣が高校を3日で中退したのは、これと関係してくるのかな?と。中学卒業後すぐであれば、当時忠臣は15歳。そこから年少に入れば罪状にもよりますが、期間的に16、7歳で出てくることになるでしょうから、何となく時間軸も合うような気がします。

にしてもホント、忠臣さんの変わりっぷりも年齢も、どうでも良くなるくらいの新情報だった。波乱万丈な人生歩んでるな、忠臣さん……。

 

話を戻しまして、次郎と斗氣雄の会話のシーンの続き。

次郎はビール片手に忠臣について語ります。

 

「俺はさ、あの人無理してると思うんだよ。無理あるだろ…いくら勲章もらったって、19で兄貴だぜ?飛び級にも程があるんだよ。俺みたいに地道にやっていかないと、出る杭は打たれるんだよ」

 

この台詞を聞いて、先に「闇金ドッグス」から観ていた私は心底思いましたよ。

お前が言うな。

 

うーん。でもまあ、物言いには腹立つけど、次郎の言いたいことはすごく分かるんですよね。多分次郎に限らず、忠臣の異例の出世に反感を持っていた人は少なからずいたと思う。

何で組長は忠臣を頭補佐にまで昇格させたんだろう。18歳という若さで自分の兄貴分を殺したから? ヤクザの縦社会がどんなものかまるで想像がつかないんですが、兄貴を殺したことが、後に武勇伝として語り継がれていたことを考えると、やはり大きい功績だったのかな。

学も後ろ盾もない忠臣が、あの若さで登り詰めた理由が、”兄貴を殺したこと”の一点に限られるのなら、異様な変わり具合も何だか納得できる気がします。

 

印象深いのが、風俗嬢として働かされる行く末の中国人たちと過ごすうちに、ヤクザとしての生き方に疑問を持った斗氣雄が、忠臣に詰め寄るシーン。

 

「結局ヤクザは、裏で弱い者から金をむしり取ってるだけじゃねえか。そのくせ男だ、義理人情だなんて、笑わせないでくださいよ」

「お前は明日死ねるか?……覚悟が違うんだよ、てめえとは。この世界じゃあな、恐怖って化け物から逃げる未熟な馬鹿は、皆死んじまうんだよ。てめえに覚悟はあんのか」

「……先輩は」

「……俺はその化け物を頭から食ってやったよ。それ食ったらよ、俺はもう昔の俺じゃなくなった」

 

ああ……もう忠臣さん切ない。この忠臣さんしか知らなかったら、心情的にはきっと斗氣雄に加担しただろうと思います。けれど、18歳の忠臣を知っているだけに、この台詞の重さが半端ない。この後のシーンで、それでも女を利用して金儲けするヤクザを軽蔑する、と食って掛かる斗氣雄に、忠臣が言った台詞。

「だったらお前は、あの中国女に何してやれる?」

「優しさや慰めは、あいつらにとって何の助けにもならねえ」

これが、ヤクザで生きてきた者としての、忠臣の答えなんですよね。

忠臣も恐らく、斗氣雄と同じような葛藤はあったのだと思います。しかし、忠臣が言うように”必要枠”として仕事が成立している以上、どうすることもできない現実がある訳で。まあ、それを17歳の斗氣雄に理解しろっていう方が無理な気がするけど。

 

こうして、忠臣に言い負かされた斗氣雄は打ちひしがれますが、追い打ちをかけるように、一番親しかった中国人女性の蝶の売り先が決まってしまいます。

隙をついて逃げ出そうとする蝶に、斗氣雄は必死に「逃がしてやってくれ」と忠臣に頼みますが、忠臣は容赦なく捕まえます。

実は、中国人の蝶は上海でも売春していて問題を起こし、日本に逃げてきて観光客相手に商売していた、という経歴を持っていました。18歳というのも、日本語が分からないというのも真っ赤な嘘。まんまと騙された斗氣雄を「バーカ。これが現実だ。人は人を助けることなんてできない。人は人を食らうんだよ」と嘲笑う忠臣。

これに発狂した斗氣雄は忠臣に殴りかかり、激しい殴り合いに。

最終的にボロボロになりながらも立ち上がった忠臣は、起き上がれない斗氣雄に向かって「地元帰れ。もうこっち来るんじゃねえ」と言い放ち、背を向けます。

 

ここの忠臣の声、劇中で一番優しい声色だったように思います。そして、自嘲するように僅かに口角を上げた表情が印象的でした。(僅かな動作だけど、こういう山田さんの演技本当に凄い)

 

忠臣はヤクザでいる他なかったんですよね。ヤクザとして生きる道しか残されていなかった。だからこそ、父親のように慕っていた兄貴を殺したし、無理していると言われながらも、必死で階段を駆け上っていった。

斗氣雄にはまだ戻れる余地がある。帰る場所がある。それを知っていたから、忠臣は斗氣雄が”こちら”側に来る前に、覆しようのない残酷な現実を教え、踏みとどまらせたのだと思います。

 

闇金ドッグスとガチバンシリーズを観た上で一番感じたことは、忠臣の”自主性のなさ”。

ヤクザの世界に足を踏み入れたのも、母親が履歴書を送ったから。兄貴を殺したのも、勇人の存在が引き金となったから。別に組でトップになりたかったわけでも、そもそもヤクザになりたかった訳でもなかった。

闇金ドッグス1」でけじめとして組長の座を降りることになった時ですら、さほど取り乱さなかったのは、そもそもその座に執着していなかったからではないかと。

 

忠臣さんって、とてつもなく儚い存在で、ふと気を抜けば、いつ死んでもおかしくないくらいには不安定だと思うんです。かといって、自ら死を選ぶほども悲観的でもない。

そんな忠臣が無意識に求めていたのが”生きがい”。それがヤクザの世界だろうが、闇金の世界だろうが、与えられればがむしゃらになって生き抜く。

それが”安藤忠臣”という男。

 

闇金ドッグス1」で兄貴が忠臣に向けて言った言葉。

 

 

「……忠臣。ヤクザはテッペン取ってなんぼなんだよ。俺はテッペン取るぞ。その時はテメエが頭だ」

 

兄貴を殺してからの忠臣は、この言葉を胸に突き進んだ気がします。斗氣雄に言った言葉通り、”化け物という名の恐怖”をひたすら食らい、死ぬか生きるかの狭間で僅か1、2年の間に階段を駆けのぼった。

そりゃ頬もこけるし、無理してるって言われるよね。何かに常に追い立てられるみたいで。

兄貴のあの腕時計を身に着けながら、それこそ戒めのように自分を駆り立てていたのかもしれません。どうしようもなく不器用な男ですよね。本当は縋る存在を誰よりも欲しているのは忠臣さんなのに。

 

忠臣さんって完全に冷酷非情になりきれる人間でもないんだよね。

闇金ドッグス見たら殊更そう思う。

ヤクザの社会でそれこそいろんな地獄を見てきて、中途半端な優しさは誰も救えないという現実を知っているからこそ、債権者に対して容赦ない所もあるけれど、一方で次郎や須藤(闇金ドッグス2以降相棒となる)に対しては、甘さも垣間見えたりして。

この辺はまた闇金ドッグス2以降の感想と考察に回すこととします。

 

やばい。読み返すと毎度のことながら長い。

そしてあまりにも考察が行き過ぎて、引かれないか心配になってきました(汗)

いや、もうこれは人それぞれの感じ方ですからね。仕事終わって疲れてる中、睡眠時間削ってまで書こうとするほど、魅力的な安藤忠臣が悪いんだ← = 山田裕貴さん凄すぎるって話にまたなるんだけどさ。

 

闇金ドッグスを初めて視聴し、はまり込んでから僅か2週間しか経っていないことに、恐ろしさすら感じます(笑)

でもいいの、毎日楽しいから←

 

では、今回はこの辺で。

「ガチバン ULTRA MAX」における安藤忠臣についての感想と考察

 

前回「闇金ドッグス1」の感想・考察を書いて改めて実感したこと。

それは、ガチバンシリーズについて書かないと、安藤忠臣は語れない!これに尽きます。

 

闇金ドッグスシリーズだけでも、物語としてはきちんと成立するし、面白いんですけどね。でもやっぱり、闇金ドッグスの安藤忠臣を作った原点はガチバンシリーズな訳です。この物語がないと、闇金ドッグスの安藤忠臣は作られなかったって考えると、大きいですよね。

 

ということで今回は、ガチバンシリーズの「ガチバン ULTRA MAX」「ガチバン NEW GENERATION2」の感想と考察をしていこうと思います。

今回もネタバレありますので、ご注意ください。

ちなみに、メインの主人公がそれぞれいるのですが、安藤忠臣にフォーカスを当てているので、安藤忠臣(山田裕貴)にメインの感想となります。ごめんなさいm(__)m

窪田正孝さんも陣内将さんも好きな俳優さんなんですけどね←ここまで書いていると本当に終わらなくなりそう汗)

 

まず、「ガチバン ULTRA MAX」から。

【あらすじ】

場末のスナックで用心棒として働いていた黒永勇人は、スナックに遊びにきた大山彦組の組長に気に入られるが、組の構成員・安藤忠臣はそれが気に入らず、勇人と忠臣は事あるごとにいがみ合うようになっていた。そんな中、勇人は、先輩の吉田義男を通じて知り合ったザビエル女学院中学に通う星良と距離を縮めていくが……。

 

簡単なあらすじはこんな感じです。

安藤忠臣の記念すべき初顔出しは、何と18歳。金髪でまだ少し幼さを感じさせる風貌です。(当時忠臣演じる山田裕貴さんは実質23歳な訳ですが、18歳でも全然通用する出で立ち)

闇金ドッグスの安藤忠臣の姿を知っているだけに、この姿にはちょっと驚きました。安藤忠臣沼に陥っていた私は本気で「天使やん…!」と思ってしまったほど。(詳細:

風邪をひいたら山田裕貴さん演じる安藤忠臣に全てもっていかれた話 - ガールズブルー

 

いやでもこれ闇金ドッグスから入った人は誰しもビックリすると思います。しつこいでようが、何度でも言います。ビックリするよ、18歳忠臣さん。

基本的に無感情で無骨なイメージの闇金ドッグス安藤忠臣とは何もかも違います。

 

ヤクザ社会の下っ端として生きる忠臣は、組長や兄貴分である西口に付いて回る日々。親父が毎晩のように通うスナックで、この物語の主人公である黒永勇人(窪田正孝)と出会うわけですが、最初っからいがみ合うふたり。というか、忠臣が一方的に勇人を嫌っているだけなんですけどね。それもこれも、組長が勇人を一目で気に入ってしまったから。

スナック前で組長を待つ忠臣と、スナックの用心棒として立つ勇人。このふたりのシーン、映画の中で何回か同じアングルで登場するんですが、忠臣の幼さが垣間見えるシーンだなと思います。

ちょっとしたことでケチをつけて、すぐに拳を振り上げようとする忠臣。関西風に言えばイキっていると言うんでしょうか。それがいかにも18歳らしい。

 

喫茶店での兄貴分である西口とのシーンは何とも微笑ましかったです。

褒められて、嬉しい感情を抑えきれず、その態度を指摘され怒られれば、すぐに拙いながらも必死でメモを取る。めちゃくちゃ素直でいい子やないか……。

このシーンで、忠臣さんがなぜ18歳にして、ヤクザの世界に入ることになったかが分かります。

どうやら母親が忠臣を組事務所に入れたようです。この時点で忠臣は18歳。高校には3日間だけ通ったという発言があるので、16、17歳の時には既にヤクザの世界に入れられたのかもしれません。そんな母親を忠臣は良くは思っていない様子。忠臣の様子から察するに、厄介者払いされたという感じなのかな。兄貴には「親は親な。死ねとか言っちゃダメな」と諫められますが、忠臣からしてみれば、母親に捨てられたという思いが強いのでしょう。

兄貴との会話でも、親父との会話でも、忠臣がどれだけ愛に飢えているかということが、痛々しいまでに伝わってきます。

ちょっと褒められただけでも嬉しいし、誕生日を憶えてもらっていただけで感極まってしまう。そんな些細なことでも、この上ない幸せだと思っていそうな忠臣。どんな幼少期過ごしてきたのよ……。

 

しかし、その兄貴分が組長の意に反し、薬を流しているということを知ってしまう忠臣。慕っている西口に、薬の流しを手伝えと言われてしまいます。

動揺する忠臣に、諭すように話す西口の台詞が印象的だったので抜粋。

 

「おい、俺ら何のためにヤクザだ。ヤクザの生きる価値ってなんだ」

「……分かんないっす」

「……忠臣。ヤクザはテッペン取ってなんぼなんだよ。俺はテッペン取るぞ。その時はテメエが頭だ」

 

 

この会話の後の複雑そうな忠臣の表情ったらもう……。けれど、後々の展開を知っていると、この会話の内容って安藤忠臣にとって、とても大事な部分な気がしてなりません。これについては追々また話すとします。

 

それと、キーになってくるのが兄貴の時計の話ですね。”男の価値は時計で決まる”という兄貴の教えに、安いながらも腕時計してくる忠臣の素直さ半端ない。しかも、それを自慢げに勇人に指南するわ、でも逆に時計の安さを指摘されてキレちゃうわ、18歳忠臣のピュアっぷりが凄すぎて頭ついていかなかった……。少年期万歳←

 

そんなピュアさ満載の忠臣ですが、物語は彼をどんどん追い込んでいきます。

組長が西口の薬の件を知り、忠臣に西口を殺せと言います。動揺を隠せない忠臣。そんな忠臣に追い打ちをかけるように、組長は「そういや、お前、名前何君だっけな」と……。組長それ絶対言っちゃダメなやつだよ。耐え切れず涙を零す忠臣。そりゃそうだよね。慕ってる兄貴を殺せと言う組長が、自分のこと何も知らない、知ろうともしない人なんだから。生い立ち故に承認欲求が異様に強い忠臣にとって、組長のこの言葉は忠臣を打ちのめすには充分だったでしょう。

しかし、そこで登場するのが主人公の勇人です。勇人は白血病を患う星良(永野芽郁)の治療費のために、組長に何でもするから金をくれと持ちかけます。もともと、勇人を気に入っていた組長は、銃を渡し、西口を始末するよう依頼するのです。

このことが、忠臣と勇人との殴り合いになる決定的なきっかけとなってしまった。勇人は星良のため、何でもするという覚悟をもって拳銃を手にするのですが、それが逆に忠臣の覚悟をも決めてしまうのです。このまま勇人に殺されるくらいなら、自分が西口を殺す、と。

 

こうして二人の殴り合いになるのですが、そりゃもう激しい。闇金ドッグスは喧嘩がメインの話じゃなかったので、少し驚きました。血だらけになりながら殴り合う二人の姿は痛々しくて、お互い守るべき心情があって臨んでいるからこそ、なかなか決着もつきません。

しかし最後は忠臣の執念が勝ちます。必死に忠臣の足に縋りついて止めようとする勇人に対し、忠臣が放った台詞。

 

「てめえの務めじゃねえよ……。目きらきらした男が、つり合いする世界じゃねえんだよ!」

 

ああ、これが勇人と忠臣を隔てる決定打だなと思いました。

ガチバン過去作品を観ておらず、あらすじだけをざっと見ただけなので、憶測になりますが、勇人と忠臣はどことなく似ているような気がします。けれども、勇人は荒れていても堅気として生きる身。忠臣は既にヤクザの身。この違いって結構な差だと思うんですよね。いくら精神的にも未熟であるとはいえ、忠臣のこの言葉は勇人にとっても大きかったんじゃないかと思います。星良を救いたいがために、形振り構わず拳銃を握った勇人ですが、結果としてこの方が良かったのかもしれません。後の闇金ドッグスで、ヤクザから堅気として生きなおす事の大変さが描かれているのですが、完全にとは言わずとも、忠臣はその事を理解していたのだと思います。だからこそ、これはお前の務めではないと声を荒げたのでしょう。ある意味、忠臣にとっても、勇人の存在はヤクザ社会を生き抜く覚悟を持つきっかけとなったのかもしれません。それが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、じゃあ忠臣がヤクザから抜けれるかと言えば、この時は無理ですからね。悲しいけれど、これが一つのターニングポイントとなってしまった。

 

こうして勇人を振り切り、兄貴の元へ向かった忠臣。

「兄貴……」と漏らす声の幼さ。まるで親に甘える子のような言い方。目に涙をいっぱい溜めて拳銃を西口へ向ける忠臣。

そんな忠臣をみて、「何でお前なんだよ……」と漏らす西口。なんとなくこうなることを察していたのかな。

西口は諦めたように新聞を畳み、微笑を浮かべながら「これお前にやるよ」とつけていた腕時計を外します。そんな兄貴に忠臣はもう一度「なあ…兄貴…」と呟いて、引き金を引きます。

 

ああ、何て残酷なんだ。18歳に何て業を背負わせるんだよ畜生と言ってやりたくなった。

忠臣にとって、西口は父親のような存在だったのだと思います。実際の父親は話に出てこないので分かりませんが、出てこないということは恐らく存在を知らないか、それと似たような状態だったのでしょう。

これまでの組長や兄貴との少しのシーンだけでも、忠臣が誰かに認められたい、褒められたいという気持ちがとても強いことは一目瞭然で、西口はそんな忠臣の強い承認欲求を少なからず満たしてくれる唯一の存在だったはずです。組長は上記に述べた通り、名前すら覚えてくれないような人ですからね。それでも組長の命に従い、西口を打った忠臣。ヤクザの世界で生きるにはこうするしかなかった。そんな決断を迫られ実行せざるを得なかった忠臣が、もう見ていて切なくてやるせなくて仕方なかったです。

 

やばい。ULTRAMAXだけでめっちゃ長くなってしまった。

でも、18歳忠臣はやはり原点なので、ここはしっかり語っておかないとね←

本当はGENERATION2とまとめて書くつもりでしたが、内容量を考えて分けることにします。次は、GENERATION2とそれを踏まえて、改めて闇金ドッグス1の考察をしようと思います。

 

恒例の余談。

勇人君のその後が地味に気になる。これ以降のガチバンシリーズには出てこないんですよね、勇人君。個人的に、今の堅気で生きる忠臣(闇金ドッグス)と勇人が再会するシーンを見てみたい。どちらも”友人”なんていう間柄でも性分でもないだろうけどね。ちょろっと再会して、すぐに「もう会うことはないだろうけどな」って別れそうだけど。それも見てみたいな。っていう個人的見解(笑)

「闇金ドッグス1」の感想と考察

 

皆さんこんにちは。

前回は燻った熱量を存分に吐き出してしまったため、まとまりのない文章失礼いたしました。

あれから一週間。土日がやっときて、またもや闇金ドッグスを観ています。

何度みてもいいなあ。

 

さて、今回は山田裕貴さんに猛烈にハマってしまったきっかけとなった、闇金ドッグスシリーズについて、シリーズ毎の感想および勝手気ままな考察をしていきたいなと思います。

 

順番悩んだんですけど、視聴した順番でいきます。ガチバンから書いた方が考察しやすいんだけど、ガチバン視聴前の感想も書き残しておきたかったので。

ですので、まずは「闇金ドッグス1」から。ネタバレありますのでご注意を。

 

【あらすじ】

若くしてヤクザの親分に成り上った安藤忠臣(山田裕貴)は手下のために足を洗うことになり、仕事上付き合いのあった闇金業者の小中高志(高岡奏輔)からも追い込みをかけられる。ふんだり蹴ったりの忠臣だったが、小中から債券の回収の術を学び、自分も闇金になろうと決心する。地下アイドル“けろリズム”(冨手麻妙・紗綾)をこよなく愛するキモヲタニートが客となるが、借金の回収に苦戦する。一方、悪徳事務所社長(津田寛治)に良いようにやられ、イベントやCD発売の度に高額な金銭を要求されていた“けろリズム”のえりなもまた、アイドルを続けるため闇金に手を出していた……。

 

おそらく闇金ドッグスシリーズの中でも、後味の悪さは1,2を争うかな。シリーズ5が出るまでは、ダントツだったでしょう。それぞれ違う後味の悪さだけれども。(私的には5の方が精神的にやられた)

私はこういうテイストの作品見慣れているので、大丈夫だったんですが、これで後々の作品観るのやめた方が結構いそうだなあという印象。

しかし、これを観ないことには始まらない。

 

始まりからいきなり暴力シーンとアイドルのライブ映像のコンビネーション。この落差、ギャップが凄い。

そんな中、オールバック姿で気だるげに歩く男が出てきます。これが安藤忠臣です。

若くして組長となった人物。18歳の時に、自分の兄貴分を殺した経歴の持ち主…と。若いのに組長まで上り詰めたのは、そういった経歴からかな?というかこの時点でいくつなんだ忠臣さん。20代前半かな?という憶測。

しかし、冒頭から不穏な状況が続きます。安藤と闇金小中のシーン。ヤクザの組長って闇金からお金借りるんだ…。この小中がこの作品においてはキーパーソンとなってくるようです。

話が進むつれ、どうやら「次郎」という安藤の舎弟が、何か問題を起こしたらしいことが分かってきます。その結果、安藤は自ら組長の座を退くことに。

ここで小中が出てくるわけです。組長だった安藤にはさん付けで、返済もいいと言っていた小中ですが、安藤が足を洗った瞬間、金を返せと迫ります。まあ、組長でも何でもない安藤にへこへこする理由はないですもんね。

無一文になった安藤から借金を返済させるために、小中は他の債権者を紹介します。その債権を買い、その債権者から借金を回収すれば、借金がチャラになるともちかけます。その債権者が後のシリーズ出てくる「須藤司」な訳ですが、まあ、彼については追々話すとして。

安藤は司を見つけ出し、「マグロ漁船で働かせる」という、ヤクザ社会に生きていた男らしい提案をしますが、小中に一蹴されてしまいます。時間がかかりすぎると。そこで小中はすぐに返済できる方法を須藤にもちかけ、あっという間に返済させてしまいます。

(余談ですが、この方法のために小中が電話をかけているシーンで、窓辺にもたれかかって立つ姿の忠臣さんめっちゃ美しいっす←)

結果として、借金が余計にかさんでしまい苛立つ安藤ですが、小中は手元にある金を元手に闇金を始めてみればと提案します。こうして、安藤は闇金の第一歩を踏むわけですが…。

 

 ここまで見ると、小中って不思議なキャラクターじゃないですか?いつも飄々として掴みどころがない彼は、何を以て忠臣さんに闇金を始めろなんて言ったのかな…と。単純に考えれば、安藤から借金を返させるため、なのかもしれませんが、それにしてもまどろっこしいやり方ですよね。(単にジャンプさせることが目的だったのかもしれないけど)その後、慣れない貸出や取り立てに苦戦する安藤に対して、ちゃんと助言までしてあげている。

かなり憶測ですが、何となく小中は安藤に対して、決して表には出さずとも買っていた部分があったのではないかと。付き合いがいつからあったのかは分かりませんが、少なくとも組長だった安藤から取り立てはしなかった訳ですし。もちろん、その方が利があると踏んでのことでしょうが、それこそ安藤を信頼していないとできない話ですからね。

小中もまさかこんなに早く、安藤が組長の座から落ちるとは思っていなかったのかもしれません。ヤクザの世界でしか生きてこなかった安藤が、堅気の世界で生き抜くためにの、小中なりの放免祝い(使い方は違うけど)のようなものだったのかな…と。

 

話は戻しまして。

闇金として「ラストファイナンス」を始めた安藤ですが、初めての借金回収に苦戦し奔走します。

客のひとりである丸屋から、借金を取り立てるために追いかけ回す安藤。丸屋は自分には組がバックについていると安藤を脅しますが、元組長の安藤はそんなの気にもしません。そのままその組と対峙する訳ですが、ここで衝撃の事実が判明。何とそこに自分の元舎弟であった次郎の姿が…。

安藤が組長の座を降りてまでして助けた次郎が、実は裏切りの張本人だったのです。次郎はもともと安藤のシマを狙っており、その座を奪うために影で動いていたと白状。何も知らなかったのは組長であった安藤だけだったと罵り笑います。

その上、チャカを取り出し、安藤をひざまづかせてチャカを咥えさせるという横暴っぷりなのですが…。

 

このシーン。ちょっと語っていいですか。このシーンですね、口に拳銃を入れられながら、安藤はじっと次郎から目を離さないんです。で、静かに涙流すんですよ。私これ初見で観たときに、安藤は屈辱と怒りでどうしようもなくなって、こんな状態になっているんだろうと思っていたんです。元組長が舎弟にこんなことされたら、そりゃ怒りで震えるよなって。もちろん、そういう感情もあっただろうし、加えて殺されるという恐怖も、それなりに感じていたかもしれない。

けどね、ガチバンシリーズを観た後だと、このシーンの見方が変わったんですよね。どちらかというと、悲しさの方が強かったんじゃないかなって。この件に関しては、ガチバンシリーズの考察にも絡んでくるので、詳細はそちらの方に書くことにしますが…。とにかく切なさ半端ないです忠臣さん。この後債権者に唾吐きかけられて、涙も同時に手で拭うとこなんか痛々しくて見ていられません。

 

借金も取り立てられない。自分の借金はかさむばかり。信頼していた舎弟にまで裏切られていた。小中からも厳しい言葉を浴びせられ、心身ともに疲弊する安藤。よれよれのワイシャツ姿で道路の隅に座りこむ安藤の姿は、本当に地に落ちた人間の姿そのもの。けれども、その瞳からはまだ光は消えていない。

さすが元組長やってただけはありますね。精神的にタフというか、むしろ追い込まれたことで、本当の意味で腹を括れたのかもしれません。

ここからの安藤の勢いが凄い。

債権者の母親に包丁を向けられても、手で包丁を掴んで止め、怪我を負ってもそのままひたすら探し回る。やっと手がかりを見つけて、探し当てた部屋には小中の姿が。お互いに金を貸していた債権者が、地下アイドルとそのファンで、ファンであるオタクがアイドルを殺そうしている現場に遭遇するってどんな修羅場だ。

 

そういやこの地下アイドルのオタクの話、全然してませんでしたね。事務所が悪徳でどんどん金をむしり取られている地下アイドルと、仕事もせず母親の金を無心している中年オタクなんですが、何ともリアルというか…こういう世界を現実であまり見たことないのですが、ここまではなくとも、こんな感じなのかなって思わせる演出でちょっと怖かったです。とはいえ、アイドルの方も事務所の問題こそあれ、ちょっとどうかなと思うシーンもあったし、オタクである良夫に関してはもう擁護することは何もない。

 

さて、こんな借金まみれ3人組が雁首そろえた状態に、さすがの小中も呆れ気味。面倒はごめんだと早々に立ち去ろうとするのですが、ここで状況を理解した安藤が「女を債権を買わせてくれ」と小中に訴えます。小中は訝しげに債権を売り渡すのですが、ここから安藤忠臣が本領発揮。ここの表情が凄い。ゾクッとします。

あんなに脅しと暴力に訴えた取り立てをしていた安藤がですよ?優しい声色で良夫に話しかけるわけです。「良夫、お前本当は愛してるんだよな?」と。

安藤は本当に愛しているなら、良夫がえりな(地下アイドル)の借金を代わりに払って、スーパーヒーローになってみないかと提案します。その方法というのが、良夫が担保にしていた母親の生命保険。その保険を最大限に利用するにはどうすればいい?と投げかける安藤。

「家族を包丁で刺しても、保険金目当てになるから保険は適用されない。だったらどうすればいい?普通に働いても到底借金は返せない。それがすぐに金になるなんて夢のような話だよな。その金で、借金返して、余った金でえりなと幸せになれるんだよ」

ここ、このシーン。あくまで優しく笑いかけながら話す忠臣さん、恐ろしさ半端ない。言ってることえげつないけど、借金で追い込まれた人間はこれで心動いちゃうんだもんなあ……。そして、えりながなかなか腹黒い。つい数分前にはキモオタと罵っていたのに、「このままじゃ、誰もえりなを助けてくれない」って訴えちゃうところ、さすがというか何というか。追い込むように放たれた「ほら。スーパーヒーローにならなきゃ」っていう安藤の台詞、もう良夫にとってみたら洗脳みたいなもんだよね。

で、まあその後良夫がとった行動は……想像できますよね。これが後味が悪いと言われる結末な訳ですが。

 

こうして小中への借金を完済した安藤。えりなは規約違反の行動をとったとして、違約金を事務所から請求されてしまいます。良夫はその後どうなったんだろう。

最後は安藤が闇金の軍資金として小中から金を借りたところで終わります。

 

いやー最初から最後までなかなかヘビーでした。安藤が良夫にとらせた借金の返済方法はきっと賛否両論でしょう。しかし、これはもうこうするしかなかった、と言ってしまえば終わりですが、私はもうこれは致し方ないのかなと思ってしまいました。

闇金を借りて、地に落ちた人間の行く先ってこういうことなのかなって。現実がどうかは知りませんが、少なくとも綺麗ごとで終わっていい話でもないですからね。

 

この闇金ドッグス1はガチバンシリーズを観たか、観てないかで話のとらえ方が結構変わると思います。

1だけを観た状態では、元組長であるが故に、それなりの覚悟と器量を持つ安藤という男が、堅気で闇金として奮闘する、ある意味ありきたりな話に捉えていました。それはそれで、物語として面白いんですけどね。実際私はハマって2と3を続けて観たわけだし。

けれど、ガチバンシリーズを観た後だと、シーンごとの忠臣さんの表情や言動に別の解釈が次々出てくるんですよね。忠臣さんの人間としての生き方や考え方が解釈として広がって、一気にリアリティが増す。

最後のシーンも然り。小中の「元組長さんがやることは仁義もへったくれもありませんね」という言葉に対しての忠臣さんの目が、ガチバン視聴後だと非常に印象に残ったんです。動じることなく、無表情で煙草を吸っている姿は、最初見たときは非情なことをしても動じない人、という印象だったのに、目に着目すると完全に”虚無”になってる。

忠臣さんが”無”になる瞬間ってこう……スイッチがあるんですよね。彼の中での。ガチバンシリーズと後の闇金ドッグスシリーズを見続けると、この忠臣さんの”スイッチ”が入る瞬間って結構重要なシーンだと思うんです。

これはもうガチバンシリーズの感想を書かないと、理解が難しいところではあると思うのですが……。

ガチバンシリーズの感想書いたら、安藤さん自体の考察も詳細にできそうなので、とりあえず今回はこの辺にしておきます。まとまりのない文章になっちゃったな^^;

 

またまた余談ですが、良夫君の身体がめっちゃバキバキに鍛えられてて、オタクとのギャップにびっくりしました。多分ニートのオタクはあそこまで鍛えないと思うよ。とはいえ、良夫役の古澤裕介さん、見事な演技でした。

 

風邪をひいたら山田裕貴さん演じる安藤忠臣に全てもっていかれた話

タイトル長。すみません。

タイトルの話に行く前に、しばし前置きが長くなりますが、どうかお付き合いください。

ある連休前の平日、私は高熱とエンドレスに流れ続ける鼻水にやられて、会社を休んでいました。夏バテというやつでしょうか、年休消化も碌にできていなかったので、この日死ぬほど寝続けました。10時間は優に超えていたと思われます。でも寝続けているのも遂にはしんどくなって(というか軽く脱水症状になりかけた)、何か映画でも観るか…と登録済みしているdTVを開きました。そこで最近配信開始になった映画一覧を見ていると、私好みの”闇金”という文字。おしゃれな海外ドラマも、胸キュン必須と謳っている韓国ラブコメ物も、私は苦手なのです。

 

さっそく、開いてあらすじ確認。「若くしてヤクザの組長となった男が足を洗って闇金業者に…」これは極端に面白いか面白くないかが分かれるパターンの奴だ…。しかも評価そこまで良くない…。うーん。と正直あまり期待せずに見始めました。

 

 

そして90分後。放心状態とはまさにこのこと。

ナニコレ!めっちゃ面白いやん!!!

それが「闇金ドッグス」との出会いでした。

 

dTVにはシリーズ3まで配信されてあったので、そのままぶっ続けで観ました。ありがたいことに世間は三連休。38度近い熱も吹き飛ばす勢いで夢中になりました。

闇金ドッグス1は後味の悪さもあったけれど、2と3は成長した忠臣さんといつのまにかバディ組んでる須藤司の絶妙な掛け合い、そして終盤のスカッとジャ〇ン的な終わり方で、重い気持ちを引きずることもなく、視聴できました。

 

ふう。と一息ついて私がしたこと。そう。

闇金ドッグス」「安藤忠臣」をひたすら検索。検索。検索。

ハマったら一直線な私。あらゆる映画の感想を読み、観ていなかった予告動画、あらすじ、演者のインタビューまですべて読み込みました。(おかげで熱は下がらずじまい←)

 

そして知ってしまいます。闇金ドッグスの安藤忠臣にいたるまでの物語があることを。

そう、それがガチバンシリーズ中の「ガチバン ULTRAMAX」「ガチバン ニュージェネレーション2」なのです。

え、何この贅沢。今のあの無表情で無骨でタバコだけで生きているような忠臣さんの過去が見れんの?しかも2作品もあるの?え?安藤さん愛され過ぎじゃない?←

となり…これはもう観るしかない!と早速レンタル。

皆さんお気づきですか。闇金ドッグス視聴してから、ここまでで1日も経ってないです。最強すぎませんか安藤忠臣。

 

はい。で、観ましたよ。

「ガチバン ULTRAMAX」

18歳の安藤忠臣天使かよ!!!!

いや、天使はいいすぎか。いや、でも、あのピュアさは闇金ドッグスの安藤さん知ったうえで観たらもうそりゃ、驚愕ですよ。

学がなくて、喧嘩しかなくて、愛に飢えた18歳安藤忠臣。

兄貴とのシーンは号泣でした。ああ、これが闇金ドッグス1で言ってたのって、この事だったのか…とやっと理解し、更に泣けました。

しばらく放心。

ちょっと心落ち着かせて、ニュージェネレーションには行かず、もう一度闇金ドッグス1を観る。

この時点で完全に「安藤忠臣」という男に魅了されていました。

 

これはちょっとやばい。とようやく就寝。

 

次の日、「ガチバン NEWGENERATION2」「闇金ドッグス4」「闇金ドッグス5」をぶっ続けで視聴。(微熱と咳と鼻水を添えて)

最後の5で暗く重い気持ちにさせられながらも、安藤忠臣というキャラクターの魅力にめっきり浸かってしまったのです。

 

そして同時に、まるで本当に実在しているのではないか?とまで思わせる程の演技力を発揮された山田裕貴さんに注目。

正直、これまで存じ上げなかった役者さんでしたが、ここまで魅力溢れる演技をする役者さん…一体何者や!?と、ネット検索しまくって、素顔のチャーミングでたまに見せる奇々怪々な行動の数々(主にインスタ動画)、インタビューやブログの文面から滲み出る誠実さのギャップにもう降参状態でした。

(というか、ここで気づいたけど、演者より先に役の名前で検索させる「闇金ドッグス」の「安藤忠臣」凄すぎませんか?これが山田裕貴さんのなしえる技か…と震えた)

 

何度も言いますが、ここまでで2日しか経っていません。あな恐ろしや。

でも検索しても検索しても、足りない。情報量が足りない。

もっとこの「好き」を共有できないものか!と勢いでTwitterとブログまで作っちゃう奴。(この熱量仕事でも出したい)

 

これほどまでに三連休万歳と思ったのは久しぶりでした。

体調不良で予定も立てられず、悲しみに暮れていたあの日が嘘のように。熱中できるっていいね!きっかけなんて些細なものだと改めて思います。言い方が合っているかはわからないが、根っからのオタク体質なんだろうな。

そんなことはいいとして、まあ、この三連休をフルに活かして、山田裕貴作品をとにかく観れるだけ観ました。苦手な純愛ラブストーリーまで手を出した。麻薬かよ。

どれも本当に素敵だった。もはやひいき目もあるかもしれないが、それでも良いものは良いんだ。

 

これ以上語ると語彙力のなさが露見しそうなので、とりあえずここまでにしておきます。

作品別に感想および考察載せられるくらいの熱量はあるので、それはまた追々。

 

長々とお付き合いありがとうございました。

 

追記:おかげさまで熱は下がりました。鼻水だけは治ってくれませんでした。でもいいんです。いい三連休でした。ありがとうございました。